リトリートツアーのご紹介
01
〜ライターがリトリートツアーを体験してきました〜





nikohakoだより vol.1
2023.10.1
Photo:Junichiro Morinaga
Text: Kayo Arita
アロマセラピストとして十数年のキャリアを持つMaiaさん。
以前彼女の腐葉土蒸留に参加させていただいてから、植物や土のもつ生命力や癒し、香りが一瞬にして、場の雰囲気や自分のこころを変えてしまう魔法のような体験を通じて、彼女の世界感に魅了されました。
2023年の春にサロンを鎌倉へと移転され、自然豊かな鎌倉の地で、新たにリトリートツアーを始められるとのこと、これは見逃すわけにはいきません。さっそく、秋のはじまりを感じさせる10月にモニターツアーに参加をさせていただきました。
鎌倉という観光地の近くに位置しながらも、驚くほど静かで落ち着いた環境。
午前中は、広町緑地を散策し、自然と触れ合うことに。
静かな住宅街を歩いて数分で、畑や緑が次第に増えていき、ここは本当に鎌倉!?と思わず思ってしまうくらい。
植物のお話を聞きながら、Maiaさんと一緒に歩いているうちに、気が付いたら山の入り口へとたどり着いていました。
このまま進めば急な登りの山道が続いているのですが
日頃の運動不足がたたり、はやくも音をあげた筆者。
そんな様子をみて、Maiaさんはやさしく
「そろそろお昼にしましょうか?」と微笑みかけてくれました。
ほどよく歩いたところで小腹も空いています。
ランチは、海に近い鎌倉の地の利をいかした、地元の知る人ぞ知る名店のお寿司屋さんに。
新鮮なネタをつかったMENUが豊富。
鎌倉名物の透き通った生きのよいしらすも入っていて思わずテンションも上がります。
さて、午後はサロンで、石垣島産の月桃をつかったアロマクラフトの作成。
透明なガラスの蒸留器で美しく艶のある月桃の葉を蒸留します。
蒸留水を嗅ぐと、爽やかな甘さとともに、ぴりっとしたスパイシーな香りが広がります。
思わず気持ちも華やいで、視界までも明るくなったかのよう。
「香りを嗅ぐだけで、こんなに一瞬で気持ちが変わるんですね」とMaiaさんにお伝えすると「香りは脳の本能や記憶を司る、無意識の部分に直接届くんですよ。色んな香りを嗅ぐって、実は身体がすごーく冒険をしてるんですね。植物を観察して見たり、手作業してみたり、体の感覚を使いながら香りを感じると、今までとは違う目線で出会い直せる、そんな感覚がやってきます。
日照時間が少なくなるこれからの季節に、明るさを感じる香りはピッタリなんです。」と教えていただきました。
蒸留水は
⚪︎空間をととのえるルームミストとして
(玄関、トイレ、洗面所などのコーナーに♪)
⚪︎目覚め、眠りに入る際のピローミストとして
⚪︎浄化のためのオーラミストとして
⚪︎アロマディフューザーで芳香浴 etc...
としても活用できるそう。
Maiaさんの白を基調とした美しいサロンや月桃、鎌倉の自然に
心身ともにゆるみ癒された1日となりました。
リトリートの美しい記憶が香りを通じて
これから続く毎日の日常にまで続いてくれるなんて。
何かと日々を忙しく過ごしていて
たくさん思考をつかいがちな現代人。
そんなわたしたちにこそ、
いままさに必要な体験がここにありました。
リトリートツアーのご紹介
02
〜ライターがリトリートツアーを体験してきました〜




nikohakoだより vol.2
2023.10.12
Photo:Junichiro Morinaga
Text: Kayo Arita
今回は、筆者がMaiaさんとご縁をいただくことになった腐葉土の蒸留についてレポートさせていただきます。
みなさま腐葉土って何かご存じですか?
筆者は子どものころ夏休みにカブトムシを飼うのに使ったくらいの記憶しかなかったのですが、京都のある整体サロンにて腐葉土の蒸留水を嗅がせてもらったのです。
それは、どんな香水よりも心地よく自然で生命力を感じさせる透明な香りで、直接Maiaさんにお会いしたいな、と思ったのを覚えています。
Maiaさんが蒸留される腐葉土は、展覧会に出品する菊を育てるのにわざわざ取り寄せて使われるほどの上質な土。
冬の間雪が降り積もって、その下で熟成された腐葉土です。
名もない植物や動物たちの生と死を経て、わたしたちの元へと来てくれた腐葉土は、何ともいえないほのかなよい香りを放ち、驚くほどにふかふか。
Maiaさんの持ってきてくださった腐葉土を前に、顔をうずめたくなるモニター参加者続出となりました(笑)。
腐葉土を蒸留しながら、世界にひとつだけのアロマクラフトの準備をすすめます。
Maiaさんセレクトのアロマオイルの中から自分の氣になる香りを選び、ブレンドをします。
最後に、出来上がった腐葉土蒸留水と混ぜ合わせて完成。
モニター参加者のひとりひとり、全く違う香りでありながら
どれもが言葉では表せないほど魅力的。
Maiaさんが、”香りは脳の本能や記憶を司る、無意識の部分に直接届く”と教えてくださったように、こころとからだの真ん中にすぅーと届くような印象でした。
腐葉土の魅力は、どんなに言葉をつくしても表せません。
まさに実際に体験してみてこそわかる、この感覚。
一度腐葉土の蒸留をされた方は、その魅力に病みつきになってリピートされる方も少なくないそう。
少しでも気になった方は、ぜひ各地で開催される蒸留会や、Maiaさんの鎌倉のサロンに足をお運びくださいね。
リトリートツアーのご紹介
03
〜ライターがリトリートツアーを体験してきました〜





nikohakoだより vol.3
2023.10.24
Photo:Junichiro Morinaga
Text: Kayo Arita
11月に開催されたのは、鎌倉天園を散策し、ラベンダーのアロマクラフトを作成するリトリートツアー。
建長寺を登って山にはいると、植物たちはもう秋の装い。歴史ある鎌倉の地で、美しい紅葉を楽しみながらの散策に、自然と呼吸も深まります。
お山へと続く道のりの階段はつらく厳しいものでしたが(笑)なんとか登り切って、鎌倉の街並みや海まで眺めることができました。
お山歩きで自然を楽しんだ後のランチは、らい亭にて。
由緒ある山門や庭園に囲まれた重厚な和風建築でいただく、
お蕎麦の美味しさに思わず笑顔がこぼれていました。
さて、午後からはサロンにてラベンダーの蒸留会。
アロマテラピーのはじまりのキッカケとなったハーブは、
なんとラベンダーだったそう。
今の時期のラベンダーは
初夏に収穫された後に濃い香りを閉じ込めるように秋を迎えていますので、
フレッシュな時よりも、より濃厚な香りを蓄えているんですよ、とMaiaさん談。
ラベンダーはリラックスだけでなく、
活性とリラックスのバランス、
回復させることがメインの役割。
自分でコントロールが出来ない
生体リズム(睡眠、呼吸、脈動、生理、神経etc...)を取り戻すハーブとして
多くの治療家たちに語り継がれてもいるそうです。
まさしくリトリートツアーで作成するアロマクラフトにぴったりですよね。
ラベンダーの蒸留だけではなく、
ラベンダーのフェイシャルスチームに手浴、
ラベンダーと繋がるイメージワーク体験、
そしてラベンダー芳香蒸留水の化粧水とフェイシャルクリームの作成、とアロマクラフトのお土産盛りだくさん!
なんとも贅沢な会となりました。
"洗う"という語源のラベンダーは古くから心身の浄化に使われ、
「魂の清らかさ」「純粋性を保つ」ハーブとして、
入浴や洗濯、リネンへの香り付けなどに使われており、清浄さの代名詞だったそう。
鎌倉リトリートの思い出の詰まったラベンダーのアロマクラフト。
ぜひ日常生活に取り入れて、心地よい時間を増やしていきたいですね。